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2010年6月20日 (日)

「ノーマライゼーション学校支援事業」第1回・2回研修報告

 日時:2010年6月20日(日)
 第1回[13:00~15:00] 第2回[15:15~17:15]
 場所:船橋市葛飾公民館 第2・3集会室

 今年度、「ノーマライゼーション学校支援事業」研修は特別研修・フォーラムを含め全部で8回を予定しています。6月20日に船橋市葛飾公民館にて第1・2回研修を行いました。家族・教職員・学童関係者・福祉関係者など延べ100人以上の方にご参加いただきました。

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<第1回>
 テーマ:発達障害のある子の理解と支援
 講師:田熊立さん(千葉県発達障害者支援センター 副センター長)

 第1回研修では昨年度に引き続き、千葉県発達障害者支援センターの田熊立さんに、「発達障害のある子の理解と支援」について講演をしていただきました。センターでは、ご本人・家族からの相談に対応されるとともに、コンサルテーション、機関訪問など直接、間接的な支援を行っているとのことでした。表題については、広汎性発達障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を中心にお話下さいました。ひとりの子どもに様々な特性があり、子どもが何に困っているのかを知り具体的にどう支援していくのかを教えていただきました。
その中には感覚の特性にも配慮するといったお話もありました。たとえば「僕は○○は絶対食べない」と主張するお子さんに対して、まずはにおいを嗅ぐ、一口ずつといったことを試みるというのが一般的な発想ですが、“僕”のこだわりは“色”あるいは“温度”かもしれず、“僕”の困っていることを理解することがいかに重要かを考えさせられました。“僕”の本当の声を聞ける人でありたいと思いました。

アンケートより(抜粋)
〈第1回〉
 ・日々、子どもたちと直接接している立場として、悩む場面にもよくあいます。特に発達障害を含めハンディのあるお子さんの言動、行動にどう対応するのが一番その子達にとってよい方向を与えられるのか、いつも考えながら接しています。その自分の対応行動のベースを再確認し、勉強してゆきたいと心から思っています。今日は本当にもう一度勉強出来、よかったです。ありがとうございました。よく自分の中で消化して、子供達によりそった保育をしたいと思います。(学童関係者・Nさん)

 ・子供の発達障害の可能性を感じたので参加しました。話や資料の中で、まず、発達障害の子供を持つ家庭の多さに驚きました。現在、子供に対して、叱らず、工夫して良い所を伸ばす、ほめるを試行錯誤しながら実行していますが、具体的にどうすればよいのか戸惑うことも多かったので、実例や体験談などはとても参考になりました。どのように叱ったら効果がでるかではなく、どのように自己コントロ-ルさせるかを考えることが大切という言葉はしっかりと頭の中にインプットされました。周囲にも同じように悩めるお父さん、お母さんがいることが分かり、自分もやっていこうという気持ちになりました。(家族・Aさん)

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<第2回>
 テーマ:共に育ちあう子育て
 講師:鈴木由歌さん(学校法人愛隣学園 愛隣幼稚園園長)

 続いて第2回研修では千葉市にある愛隣幼稚園園長の鈴木由歌さんに「共に育ちあう子育て」をテーマにお話をしていただきました。愛隣幼稚園は、子どもの自由なあそびを園生活の中心にし、仲間づくり(子どもの年齢を超え、障害のある子ももちろん、大人も)やお母さんの子育て支援を理念に掲げていらっしゃいます。園のある一日の映像を見せていただきましたが、園庭を掘って川を造り水を流したり、部屋いっぱいにレールを敷いて列車を走らせたりして、みんな本当に生き生きして楽しそうで、主体的に活動しているのがよくわかりました。仲間づくりについてはこんなお話をして下さいました。R君は自閉傾向がありみんなと一緒が苦手な子でした。リレーのバトンの練習にあたってみんなはバトンを渡せないR君のためにル-ルを変えたり、偶然バトンを渡したタイミングに合わせて受け取る子が立つ位置を考えたりして、最終的には運動会ではうまくバトンをつなぐことができたそうです。子どもも大人もみんなどんなにうれしかったことでしょう。

アンケートより(抜粋)
〈第2回〉
 ・園の努力がすばらしいと思いました。障害児は困った子ではなくて困っている子という言葉は印象的で、ありのままのその子たち、違うことが当たり前という考え方は本当にそうだなと思いました。(学童関係者)

 ・障害のある子とともに育つ保育の実践がよく分かりました。感動的なお話をありがとうございました。(学童関係者・Yさん)

 ・幼い時からノーマライゼーションな時間を自然体ですごさせるのは障害のある子、ない子共に有意義と思います。「普通の社会の中で生きたい。たったそれだけのことなのですが、少しだけ、お願いできることを受け入れてくれたら、問題は起こらないのに。」常々そう思っていました。子どもは先入観が無い(少ない)ので、ノーマライゼーションの考え方を受け入れ易いと思うのですが、保護者は中々難しいのかと思う時があります。是非すばらしい保育を続けて下さい。又、ノーマライゼーションの方法を多くの教師や保護者、子供達に伝えてほしいと思います。 (家族・Nさん)



 田熊さん、鈴木さん共にこの紙面では書ききれない大切なことを多く語っていただきましたが、障害のある子がうまくいかない状況を作らないよう周囲が配慮していくことの必要性を改めて学んだ有意義な一日でした。

【八十陽子】

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